Opensource.comは5月19日(米国時間)、「5 reasons the D programming language is a great choice for development|Opensource.com」において、プログラミング言語「D」の特徴を伝えた。「D」は静的に型付けされた汎用目的のプログラミング言語で、C言語風のシンタックスを備え、ネイティブバイナリコードを生成可能。

紹介されている「D」の特徴は次のとおり。

  • 関数スタイル、オブジェクト指向、メタプログラミング、並列プログラミングなどいくつかのプログラミングパラダイムが自然に取り込まれており、必要に応じたモデリングを実施可能
  • テンプレートやレンジなどの機能による高い開発生産性とC言語との親和性の高さ、ほかのプログラミング言語との連携性の高さ
  • C言語に類似したシンタックスを採用しており可読性が高くメンテナンス性に優れている
  • ローカルにモジュールをインポートして利用できるという高い利便性
  • 3つのコンパイラ実装(参照実装のDMD、GCCを利用するGDC、LLVMを利用するLDC)の存在

「D」のソースコードの例

TIOBE Programming Community Indexによれば、2017年5月におけるプログラミング言語Dのインデックス値は1.380%で23位と、GoやDartよりも値が低い。しかし、ここ数年の傾向としてJavaやCといったこれまで高いシェアを誇ってきたプログラミング言語の割合が減少し、ドメインごとにさまざまなプログラミング言語が使われるようになってきている。Dも今後シェアを増やす可能性がある。