ラクーンは5月14日、同社が提供する BtoB後払い決済サービス「Paid(ペイド)」が、SMBC GMO PAYMENTの決済サービス「SMBCマルチペイメントサービス」に導入されたと発表した。
Paidは企業間取引の掛売り(後払い)決済で発生する与信管理から請求、代金回収まで決済周りの業務を一括して代行し、決済業務を効率化するFinTechサービス。同社のPaidは、企業間取引における与信管理から代金回収業務まですべて代行し未入金が発生した際もPaidが全額保障するBtoB後払い決済サービス。Paidの利用により売り手企業は、請求業務や回収漏れの負担がなくなり、安全でスピーディーな掛売り取引を実現できる。
一方のSMBC GMO PAYMENTは、三井住友銀行とGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)による合弁会社で、主に三井住友銀行の顧客に向けて決済代行サービス「SMBCマルチペイメントサービス」の提供を行っている。同サービスは、クレジットカード決済やコンビニ決済など、さまざまな決済方法を提供する通販・ECサイト向けの総合決済システムだ。
SMBCマルチペイメントサービスでは、これまで掛売り決済の提供を用意していなかった。しかし、掛売り決済はBtoB取引において一般的で需要の高い決済方法であることから、今回のPaid導入に至った。なおPaidは、GMO-PGの提供する「BtoB EC向け決済パッケージ」にも初の掛売り決済として導入されており、GMOグループにおいて決済提供の実績がある。
Paidは今後もさまざまな企業、サービスで導入を進め、さらなるサービス拡大を図るとしている。