Microsoftは11日(現地時間)に開催した開発者向けカンファレンス「Build 2017」で、WSL(Windows Subsystem for Linux)がサポートするLinuxディストリビューションとして、現行のUbuntu以外にopenSUSEおよびFedoraをサポートすることを明らかにした。

Windowsストアに並ぶWSL用Ubuntu

自動的にダウンロードしていたUbuntuはWindowsストアに並び、同様にopenSUSEおよびFedoraもダウンロード可能になる。リリース時期は未定だが、Windows Command Line Tools For Developersによれば、Windows 10 Insider Previewのファーストリングに先行展開する予定だ。

Windows 10上で同時実行されたUbuntu、openSUSE、そしてFedora

また、公式ブログで、WSLをWindows Server 2016でも利用可能にすることを発表している。Microsoft General Manager for Windows ServerのErin Chapple氏は、開発者やアプリケーション管理者は、Linuxコンテナー上で使用していたスクリプトやツールなどを、WSL上でも利用できると、利便性の拡大をアピールした。

阿久津良和(Cactus)