Build 2017(公式サイト)

Microsoftは10日(現地時間)に開催した開発者向けカンファレンス「Build 2017」で、Microsoft Azureのリソース管理をコマンドラインから実行する「Azure Cloud Shell」を発表した。Azureファイルストレージの共有機能を使ってホームディレクトリのマウント操作が必要になるが、Azure Cloud Shellをホストするマシンは無料で使用できる。

Azure Cloud ShellはWebブラウザーからBashを起動し、リソースグループやストレージアカウント名を用いることで、任意のWebブラウザーからAzureリソースを管理するスクリプトの作成または編集が可能になる。また、Azure CLI 2.0と組み合わせた複数リソースの管理なども可能だ。

Azure Portalから起動した「Azure Cloud Shell」。ご覧のとおり中身はBashだ

セッションは10分間の非アクティブ時間を検知すると切断し、コピー&ペースト操作は[Ctrl]+[C]キーおよび[Ctrl]+[V]キーは使用できず、[Shift]+[Insert]キーおよび[Ctrl]+[Insert]キーを用いる。また、専用アプリケーション「Azure Mobile Portal」を用いることで、スマートフォンからのコマンドライン操作も可能にしている。

専用アプリケーションを用いることで、スマートフォンからのコマンドライン操作も可能だ