シムトップスは5月10日、電子帳票ソリューションConMas i-Reporterの最新バージョンとなる「ConMas i-Reporter Version 6」を5月8日にリリースしたと発表した。

「ConMas i-Reporter」は、記録・報告・閲覧といった作業をiPadやiPhone上で行える、現場完結型の電子帳票ソリューション。これまで事務所に戻ってから行っていた報告書の作成やシステムへの入力をなくし、すべての作業を現場で端末から完結できる。現場からサーバへアップロードするだけで、関連するシステムへの連携など全ての記録・報告がリアルタイムに共有できる。管理者はPCやモバイルのWebブラウザから容易に記録・報告を検索、参照や編集、承認が可能だ。

今回、アドバンスト・メディアとの協業により、i-Reporterアプリ本体に音声認識アプリケーション「AmiVoice Mobile Toolkit for iOS SDK」を組み込み、音声入力機能を実現。声だけでタブレットへの入力ができるため、作業の手を止めることなく、ハンズフリーで効率的なデータ作成が可能になる。また、音声認識・音声対話専用のバッジ型ウェアラブルマイクデバイス「AmiVoice Front WT01」と連携して使用することで、高騒音環境下でも正確な音声入力を行える。

また、建設・建築、製造業のユーザーからの要望により、ピン打ち機能を新たに実装した。具体的には、マンション、分譲・注文住宅などの途中の検査や完成検査などで、完成図面に対して指摘された不具合の場所にピンを打って不具合内容詳細の記録を残す業務を想定している。不具合箇所は写真を撮影することも可能なほか、仕訳用の帳票を別途に出力し業者に配布もできる。