ダイナコムウェアは10日、東京で開催の組込みシステム開発技術展にて、デジタル液晶画面向けに開発された「金剛黒体」を発表し、都市や生活のスマート化におけるHMI(ヒューマンマシンインタフェース)の最適なソリューションとしてリリースした。

シンプルで洗練されたストロークに従来の書体より懐を広げたことで、どの液晶画面に搭載しても、今までにない快適な読み心地を実現するという。6種のウェイトと12カ国語で展開しており、IoT産業における開発需要に応えるフォントとして、スマートデバイスでの情報伝達をより快適化する。同日10日より組込み機器搭載法人向けソリューションの提供を開始した。

ダイナコムウェアの新フォント「金剛黒体」

金剛黒体では、はっきりとした構造で優れた視認性、文字全体に明るく澄みきったような空気感が出るよう工夫しており、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)においても紙のような読み心地を持たせるという。

日本語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語といった各言語には、その地域の書き方に合わせてデザインされているが、統一感を損なわないように全体のデザインを一致させているのも特長。多言語に関しては欧文のアルファベットを応用し、その他の言語と組み合わせた際にも統一感が出るようにデザインされている。