ハンモックは5月10日、クライアントPCの脆弱性対策機能を備えた、IT統合管理ソフトウェア「AssetView(アセットビュー)」の新バージョン「Ver.9.2」をリリースしたと発表した。
昨今、ソフトウェアの脆弱性を突かれた情報漏洩事故が急増している。こうした脆弱性への対策は適切かつ迅速な対応が必須となるが、脆弱性についての情報収集や、動作確認、パッチの入手など管理者に負担のかかる作業が多く、優先度の高い業務であることは認識していても、対応が後手に回っているケースが多く見受けられるという。AssetViewはこのようなシステム管理者の作業工数を削減する新機能を追加し、サイバー攻撃への対応を強化する。
最新版では、Adobe、Autodesk、JustSystems、Microsoft、Oracleといった、サイバー攻撃に狙われやすいアプリケーションの脆弱性へ対応し、公開されているパッチ情報やプログラムの自動収集および脆弱性が発生しているPCの把握やパッチ適用作業を支援する、脆弱性対策機能「AssetView P」を搭載。
また、CD/DVD(Blu-ray)と共有フォルダーへファイル書き込みをする際に、ファイルを自動暗号化する手段として、自動暗号化機能の強化(AssetView K)を追加した。
さらに、操作ログ機能強化として、Google Chrome、Fire FoxからアクセスしたページのURL、ダウンロード操作、書き込み操作のログ取得機能のほか、監視対象としてアラート通知できるクライアント操作を追加した。
提供価格(税別)は、1ライセンスあたり6600円から。初年度200社の販売を目指している。