サイバーエージェントの連結子会社でアドテクノロジー事業を行うAJAは5月1日、インターネットメディア向けに提供するコンテンツレコメンドソリューション「AJA Recommend Engine」において、広告配信におけるメディアのブランドセーフティ機能を強化したことを発表した。

AJA Recommend Engineは、ユーザーの興味関心や行動、見ている記事の特長、記事の話題性などを自動で解析し、関連したコンテンツを表示することでユーザーのコンテンツ間の回遊性を高め、メディアの継続的な成長を促進するソリューション。

サイバーエージェントがメディア・ゲーム運営によって蓄積した膨大なユーザー行動データや、累計20億件を超えるブログ記事などをもとに開発した日本語解析技術・機械学習機能などを組み合わせた独自の配信ロジックにより、高精度なレコメンドを可能としている。

同社によると昨今、国内外のメディア多くは、自社メディアの収益向上を図るために運用型広告を通じた広告配信を導入する一方、メディアのブランド毀損に繋がるような広告クリエイティブが掲載されることによる課題を抱えているという。

これに伴い同ソリューションでは、メディアへ広告が配信される際に、メディアのブランド毀損に繋がるような広告主や広告クリエイティブを自動的に排除することでメディアのブランドを保護するブランドセーフティ機能を強化するに至った。

また同機能では、著作権や景品表示法、薬機法に反するクリエイティブや、ユーザーに不快感を与える広告クリエイティブなどを自動的に排除することも可能。メディアのブランドを守りながら、高精度な広告配信を実現する。