マネーフォワードは4月28日、「Connected HR」という新たなコンセプトを発表した。また併せて、クラウド型給与計算ソフト「MFクラウド給与」において、APIの公開を開始した。
「Connected HR」は、勤怠管理、給与計算、労務管理をはじめとするさまざまなサービスをAPIで連携し、労務領域における業務をクラウド上で一気通貫・最適化することを目指すコンセプトだ。
労務に関する業務は、企業の規模やステージに応じてニーズが異なるため、「1 社のサービスだけですべての業務を完結させるよりも、最適なサービスを選択した上でそれぞれのサービスを連携したい」という要望が多くあったという。
そこで同社は、MF クラウド給与のAPI公開をきっかけに、労務領域におけるさまざまなサービスと連携し、企業にとってムダのない業務フローの構築、生産性向上をサポートしていくという。
なおMF クラウド給与は、これまでも4社の勤怠管理ソフト、2社の労務管理ソフトと勤怠データや従業員データをMF クラウド給与に自動で反映させるAPI連携を行ってきた。
今回、API公開と併せ、エフアンドエムが提供するクラウド型労務手続きシステム「労務ステーション」との連携を拡大し、MF クラウド給与内で確定した給与・賞与データを労務ステーション内に反映できる機能の提供を開始した。