インターネットサービス企業のNetcraftは4月21日(米国時間)、「April 2017 Web Server Survey|Netcraft」において、4月のWeb差サーバ調査結果を発表した。4月はMicrosoft IISが大きくシェアを増やし、先月比で15.4%増加している。Microsoft IISは先月に大きくシェアを落としたが、今月の増加は先月の減少分を上回っており44.7%に到達した。そのシェアはApacheの2倍ほどに達している。
そのほか、4月は最近大きくシェアを増やしたnginxがシェアを減らしており、140万サイト減少したことになる。しかし、nginxはアクセス数の多いサイトでは増加傾向が続いている。依然として、アクセス数の多いサイトにおいてApacheのシェアがトップになっているが、下落傾向に歯止めはかかっておらず、今後も減少が続くと見られる。
全体的には、アクセス数が多く大量のトラフィックをさばく必要のある用途ではnginxがシェアを伸ばし、それ以外の用途ではMicrosoft IISがシェアを伸ばすといった傾向が続いている。それに替わるように、Apacheは長期にわたってシェアを減らし続けている。この傾向は今後も続くことが予想される。