アシストマイクロは4月21日、顧客に対する架電や書面郵送をはじめとするコンタクト活動を記録し、フォロー状況や履歴を一連で管理・共有できるシステム「Contact Aid(コンタクト エイド)」を販売開始した。

Contact Aidは、一般的な顧客リストだけでなく、金融機関で導入されている不正取引検知システムなどのモニタリングデータとも連携することで、後続する顧客フォロー業務の状況をリアルタイムに共有し、顧客の円滑なコンタクト活動と関係性の向上に貢献する。

従来の不正取引検知システム(他社製)では、入出金データなどの顧客活動をモニタリングし、異常値を検出した場合に知らせる高度な仕組みはあるものの、その後続業務となる、顧客への確認連絡(架電や通知書面郵送など)を管理する機能まではなく、連絡もれや重複対応の発生といったリスクが内在している状態だった。

そこで同社では、このような外部システムのモニタリングデータを柔軟に取り込み、架電や通知書面郵送などのコンタクト活動を登録し、リアルタイムに共有できるツールを開発した。

今回販売するContact Aidは、同ツールの機能を拡充・標準化することで製品化したシステム。不正取引検知システム以外の外部システムデータや、一般的な顧客リストなど、さまざまな業務シーンで発生するコンタクト活動に使用できる。

提供形態は、オンプレミスまたはプライベートクラウド。参考価格(税別)は、オンプレミスのライセンス費用が130万円、プライベートクラウドが年額90万4000円から。なお、初期導入費が別途必要。