タイププロジェクトは4月17日、スクリーン時代の多様な要求に応えるサンセリフフォント「TPスカイ」を発表した。澄み渡った広大な空をコンセプトにしたTPスカイファミリーとして販売開始する。
TPスカイは、文字情報をあつかう上で重要な5つのウエイト(EL:エクストラライト、L:ライト、R:レギュラー、M:ミディアム、B:ボールド)と、判読性の向上に有用な3つのコントラスト(ハイ、ミドル、ロー)を備えている。また、本文と見出しやタイトルとキャプションなど、表示サイズや解像度に最適なフォントを選択することで、明朝体とゴシック体を用いることなく、高いレベルでの画面の統一感を実現する。
鈴木代表取締役は、「明朝体・ゴシック体に続く『第三の書体』として、TPスカイを開発した。スクリーン用途で重視されるフォントの機能的な課題と、簡潔明瞭なフォントが好まれている時代の審美的な要求に応えることができると自負している。」と述べている。
なお価格は、1ウエイトで20,360円(ダウンロード版のみ)。5ウエイトセット(EL/L/R/M/B)がダウンロード版91,700円、CD-ROM版94,700円。15フォントセット(5ウエイト×3コントラスト)がダウンロード版256,000円、CD-ROM版265,000円(いずれも税込み)。
文字セットは、9,498文字でAdobe-Japan 1-3に準拠し、JIS第一・第二水準漢字とEuro記号を包含。OpenTypeフォントフォーマットで、MacOS X、MacOS Sierra 10.12、Windows 10/8/8.1/7に対応(いずれも日本語版)。