fossBytesに4月14日(米国時間)に掲載された記事「Microsoft Starts Blocking Updates For Windows 7 And 8.1 On New CPUs」が、以前から伝えられてきた通りMicrosoftが新しいCPUにおけるWindows 7およびWindows 8.1へのアップデートの停止を開始したと伝えた。新しいCPUはWindows 10でのみアップデートが提供されると説明されている。
Windows 8.1は通常のメインストリームサポート期間にあり、Windows 7は2015年からエクステンデッドサポート期間にある。Windowsの中ではWindows 7のシェアが最も多く今後も長期にわたってシェアを確保し続けることが推測される。双方ともにサポート対象になっているが、新しいCPU(Intel Kaby、AMD Ryzen)とは互換性がないとして、新たなCPUにおいてはアップデートが提供されなくなった。
ちなみに、マイクロソフトは今年3月、Skylakeデバイス上のWindows 7/8.1 に対するサポートポリシーを発表。Skylakeシステム上のWindows 7/8.1に対するサポート期間を2017年7月17日から2018年7月17日まで1年間延長し、2018年7月以降、Skylakeシステム上のWindows 7/8.1 に対し、すべての緊急のセキュリティアップデートを延長サポート期間中提供する(延長サポート期間は、Windows 7が2020年1月14日まで、Windows 8.1が2023年1月10日まで)。
Net Applicationsの調査によると、2017年3月におけるデスクトップ向けのオペレーティングシステムのシェアはWindows 7が49.42%と最も多く、これにWindows 10の25.36%、Windows XPの7.44%、Windows 8.1の6.66%が続いている。MicrosoftとしてはWindows 10への移行を促したく、Windows 7とWindows 8.1におけるアップデートの提供停止にはこうした移行を促したい狙いがあると見られる。