ヴイエムウェアは4月12日、ストレージ仮想化ソフト「VMware vSAN」の最新版となる「VMware vSAN 6.6 」を発表した。
「VMware vSAN 6.6 」は、ネイティブな暗号化機能、高い可用性、インテルのOptane SSDなどの次世代ハードウェアのサポートなどを提供する。
具体的には、vSAN Encryptionを使用すれば、高額な自己暗号化ドライブ(SED)ではないvSAN 認定のハードウェアを自由に選択でき、ハードウェア コストをさらに削減できるという。
また、VMware vCenter Serverがオフラインの場合でも、ストレージ プラットフォームの監視、管理を独立して行える。
さらに、vSAN 6.6により、ローカル保護機能を備えた強化型のストレッチクラスタを構成し、サイトとローカル コンポーネントの両方で耐障害性を向上させることが可能だという。同社によると、従来の主なストレージソリューションと比べ、最大で50%のコストを削減できるとしている。
そのほか、フラッシュ性能の高速化として、vSAN 6.6の最適化されたデータ サービス アルゴリズムは、基幹アプリケーションとクラウド ネイティブ アプリケーションのフラッシュ性能を最大で 50%高速化する。
「VMware vSAN 6.6」は5月5日に提供開始予定で、VMware vSANの1プロセッサ当たりの市場想定価格は31万,000円から、VMware vSAN for Desktopの1ユーザー当たりの市場想定価は6000円からとなっている(いずれも税別)。
VMware vSAN Encryption、強化されたストレッチクラスタは、vSAN Enterprise Edition 向けのみに提供される予定。