スパークス・アセット・マネジメントは4月13日、全国の20歳~79歳の男女1000名を対象に実施した「日本経済と株式投資に関する意識調査2017春」の結果を発表した。同調査では、こんな環境で働きたい"働き方改革推進"企業などについて聞いている。
「働き方改革」に取り組む企業に対するイメージについて聞いたところ、「働き方改革に取り組む企業を応援したい」の同意率は 77.7%となった。
また、「働き方改革に取り組む企業は投資対象として魅力的だ」の同意率は61.6%となり、この割合は現在株式投資している株式投資家(69.8%)、特に、女性株式投資家(75.0%)で高くなった。
現在株式投資している179名に、働き方改革の推進で話題になった企業を選択肢に挙げ、「株主になりたい」と思う企業について聞いたところ、1位は在宅勤務の日数制限を撤廃した「カルビー」(27.4%)だった。これに、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制を導入した「ソフトバンク」(26.3%)、残業ゼロを目標に大型設備投資に踏み切ると発表した「日本電産」(25.7%)が続く。
全回答者にも同様に、働き方改革の推進で話題になった企業を選択肢に挙げ、「こんな環境で働きたい」と思う働き方改革推進企業について聞いたところ、1位は週休3日制を導入すると発表した「ヤフー」(35.3%)となった。これに、「日本電産」(31.9%)、所定労働時間を20分短縮したうえで、基本給を1万円アップすることを発表した「味の素」(31.8%)が続く。
男女別に見ると、女性は「日本電産」が37.6%で男性(26.2%)より高く、女性の1位となった。