イー・ガーディアンは4月12日、フィリピンに現地法人(子会社)を設立すると発表した。操業開始は2017年10月を予定している。
同社は、投稿監視、風評調査、ソーシャルリスニング事業を行う総合ネットセキュリティ企業。ゲームサポートやアド・プロセス、子会社化のHASHコンサルティングとの連携によるサイバーセキュリティ分野まで幅広く提案している。 2016年4月にベネッセグループのTMJと戦略的パートナーシップを締結し、フィリピンに多言語運用センターを構え、カスタマーサポートサービスを提供している。
今回、BPO産業が国の最大セクターであるフィリピンに、子会社を設立する。同支社では、海外へ進出する日系企業や、日本へサービスを提供する外資系企業に向けて、投稿監視などのネットパトロールや広告BPO、ゲームユーザーサポートなどの多言語カスタマーサポートサービスを提供する予定だ。
また、将来的にはWebセキュリティ診断サービスやビットコイン取引所に関連するサービスのグローバル展開拠点としても推進していく予定だ。
さらに現在、TPPなど貿易の自由化や規制緩和が進み、東南アジア各国の経済が成長し、スマートフォンユーザーが急増していることから、フィリピンの現地法人を対象としたサービスの提供も視野に入れているという。
設立する子会社の概要
- 名称:「E-Guardian Philippines Inc.」
- 所在地:フィリピン共和国 マニラ首都圏 マカティ市
- 代表者:寺田剛
- 事業内容:投稿監視、カスタマーサポート、広告審査代行サービス事業
- 設立年月:2017年9月(予定)
- 操業開始:2017年10月(予定)