JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月11日、アドビシステムズからAdobe Flash Playerの脆弱性(APSB17-10)に関する情報が公開されたとして、最新バージョンに更新するよう注意を喚起した。
修正された脆弱性は「CVE-2017-3058」「CVE-2017-3059」「CVE-2017-3060」「CVE-2017-3061」「CVE-2017-3062」「CVE-2017-3063」「CVE-2017-3064」の7件。
これらの脆弱性を悪用したコンテンツを開いた場合、リモートからの攻撃によってAdobe Flash Playerが不正終了したり、任意のコードが実行されたりするおそれがあるという。
脆弱性が存在するプロダクトおよびバージョンは、以下のとおり。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime (25.0.0.127) およびそれ以前 (Internet Explorer, Mozilla Firefox, Safari など)
- Adobe Flash Player for Google Chrome (25.0.0.127) およびそれ以前
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (25.0.0.127) およびそれ以前(Windows 10 および Windows 8.1)
以下の最新バージョンに更新することで、対策をとることが可能。
- Adobe Flash Player Desktop Runtime (25.0.0.148) (Internet Explorer, Mozilla Firefox, Safari など)
- Adobe Flash Player for Google Chrome (25.0.0.148)
- Adobe Flash Player for Microsoft Edge and Internet Explorer 11 (25.0.0.148) (Windows 10 および Windows 8.1)
Internet Explorer 11やMicrosoft EdgeはWindows Updateなどで最新のAdobe Flash Playerが更新プログラムとして提供され、Google Chrome は、Google Chrome のアップデート時にAdobe Flash Player が更新される。