ソフトバンクグループで教育事業を担うエデュアスは4月11日、学校のICT導入を支援するという「ICTスタートキット2017」を販売開始した。新製品は、タブレットなどのICT機器を学習指導に導入する教師のための機器とソリューションのパッケージであり、レノボの2in1タブレットである「YOGA BOOK with Windows」40台とアクセスポイント、充電保管庫及び各種学習支援ソリューションをセットにし、すぐに授業で使える状態で提供するという。

タブレットと充電保管庫の外観

YOGA BOOK with Windowsは、画面サイズが10.1インチでOSとしてWindows 10 Proを搭載するタブレット。 スクリーン上での手書き入力が可能な他、ノートやプリント用紙に付属のリアルペンで書き込むと、書いた文字をスクリーン上にも表示し、そのままデジタル変換してデータとして保存できるなど、紙への書き込みと変わらない感覚のままデジタルの便利さを実現可能という。

アクセスポイントは、Ciscoのアクセスポイントである「Merakiシリーズ」または「Aironetシリーズ」、またはバッファローの文教向けアクセスポイントから要望に適したものを提供し、授業でのICT利用に快適な通信環境を構築するとしている。

充電保管庫はタブレットを44台収納可能だが、オプションの仕切り版を使用すると最大88台まで収容可能とのこと。

ソリューションとしては、協働学習支援ツールである「schoolTakt」または「ロイロノート・スクール」、学校専用SNSである「By Talk for School」、ドリルを中心に提示用教材作成ツールなどを搭載した「eライブラリアドバンス」、調べ学習に使える国語・漢字・英和・和英の辞書コンテンツを提供する他、教師向けの利用研修もセットにしたとのこと。

研修では、機器の取り扱いやソリューションの使い方を基本に、学校の実情に合わせた内容のカスタマイズも可能という。