W3techsは4月10日(ドイツ時間)、「Nginx reaches 33.3% web server market share while Apache falls below 50%」において、Webサーバのシェアにおいて、Nginxが33.3%に到達したと伝えた。Nginxのシェアは7年前には3.9%だったとしており、この7年間で大きな成長を見せたことになる。一方、Apacheのシェアは下落の傾向が続いており50%を下回った。Apacheの下落が停まる大きな理由は見当たらず、今後も同様の傾向が続くものと見られる。
Nginxはもともとロシアで開発されたこともありロシアにおいて76.8%という高いシェアを持っている。また、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタンなどでもシェアが高い。中国、トルコ、エジプトなどの国ではMicrosoft IISのシェアが高く、それ以外の国や地域ではApacheが高いシェアを誇っている。
Apacheのシェア下落とNginxのシェア上昇は今後も継続すると見られ、このままの傾向が継続した場合は数年以内にシェアが逆転する可能性がある。Nginxは特にアクセス数の多いトップサイトでのシェアが高く、高いスケーラビリティが必要になるサイトで積極的に採用が進んでいる。