ミラクル・リナックスは4月5日、SAP社が提供するインメモリコンピューティング製品「SAP HANA」に対応したシステムバックアップ・ソフトウェア「MIRACLE System Savior for SAP HANA」(MSS for SAP HANA)の最新版(Version 3 Release 2、以下、V3R2)を同日より提供開始すると発表した。

最新版では、SAP HANAで広く利用されているLinux OS「SUSE Linux Enterprise Server」の先進的なファイルシステムであるBtrfsへの対応が強化された。

ミラクル・リナックスでは日本ヒューレット・パッカードとの共同検証を実施し、「HPE ConvergedSystem」が「MSS for SAP HANA V3R2」でバックアップ・リストアできることを実証。

共同検証の概要

検証にはHPE ConvergedSystem CS500を利用し、Btrfs 272GB(うち4.3GB使用)領域のバックアップ/リストア検証において、従来のMSS V3R1と比較してパフォーマンスが向上したという。具体的には、バックアップ時間を8倍高速化、リカバリ時間を11倍高速化、バックアップイメージサイズを半分に削減。価格は、27万8000円(税別)~となる。