Kyashは4月5日、個人間の無料送金アプリ「Kyash」iOS 正式版の提供を提供開始した。同サービスは、SNSや電話帳で繋がっているユーザーに対し、送金と請求が無料でできるプラットフォーム。相手がKyashアプリを持っていなくても利用できる点が特長だ。

現在、キャッシュレス決済の普及が進んでいる中で、個人間での金銭のやり取りは依然として現金もしくは銀行振込が主流となっている。一方、米国では、2016年の累計取引額が約1.8兆円を越えた個人間送金アプリ「Venmo」を筆頭に、個人間での新しい金銭のやり取りが普及しているという。国内でも、個人間での送金をより円滑にする新たなインフラを創るべくKyashの開発を行った。

Kyashは、時間や場所を問わず送金ができるほか、受け取ったお金をそのまま買い物の支払いにも利用可能。Kyashを利用することで、現金引き出しの手間を削減し、手数料無料の送金を実現する。

今後は、2020年までに国内ユーザー数1000万人を超える普及を目指し、事業・資本提携企業を始めとする様々な事業者との連携や施策を展開していく予定だ。独自システムの安価な運用コストと高い柔軟性を生かして、海外展開も視野に、キャッシュレス化の促進に貢献していくという。