Adobe Systemsは4月4日、「源ノ明朝 オープンソースPan-CJK書体」において源ノ明朝の公開を伝えた。源ノ明朝は源ノ角ゴシックに対応する明朝フォント。日本語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語の文字をサポートし、それぞれ7種類の太さを提供。源ノ明朝と源ノ角ゴシックは同時にGoogleが発表したNotoフォントにも組み込まれている。
源ノ明朝フォントデータは源ノ明朝 オープンソースPan-CJK書体からダウンロード可能。またフォントデータのみならずソースコードもadobe-fonts/source-han-serif|GitHubから取得できる。フォントデータはオープンソースとして公開されており、さまざまなシーンでの利用が可能。
Adobe Systemsが発表した源ノ明朝およびGoogleが発表したNoto Serifは、Adobe SystemsとGoogleのパートナーシップのうえで実現された成果物。日中韓に対応した同一デザインのフォントを開発することはその規模が大きく難しい作業とされている。今回、同一デザインのもとで日中韓を含むさまざまなフォントがセリフ書体およびサンセリフ書体(明朝体およびゴシック体)で提供されるようになったことは注目に値する。