国内 IT ベンダー、セキュリティベンダー、クラウドサービス事業社など IoT 事業を推進する25の企業・団体による、「一般社団法人セキュア IoT プラットフォーム協議会」が4月3日発足した。
この協議会は、オープンイノベーションによるセキュリティ基盤のデファクトスタンダード構築を目的としており、IoT機器の利用者が、安心・安全に IoT 機器やサービスを利活用できるよう、全世界標準かつデファクトなセキュリティ基盤の構築を進めていくという。
事業内容としては、セキュア IoT プラットフォームの普及、デファクトスタンダード化に向けての活動、オープンイノベーションでの IoT 利活用推進および事例構築、共同実証実験 (POC) の実施、最新IoTセキュリティ関連情報の発信の4つを挙げる。
IoT機器の製造段階から、クラウド環境でのサービスレイヤーまで包含したセキュリティ標準およびそれを実現するためのセキュリティ実装のガイドラインを策定し、関連する団体・協議会との連携をもとに、日本発の次世代の安心・安全な IoT システムの規格化とアジア、欧米への連携、普及を目指すという。
そして、同協議会では、ネットワークに接続される IoT 機器利用者が、安心・安全に IoT 機器やサービスを利活用できるよう、各レイヤー別に実装ガイドを提供することで、全世界標準かつデファクトなセキュリティ基盤の構築を進めていくという。
なお、理事長には中央大学研究開発機構 フェロー・機構教授、東京工業大学名誉教授 辻井重男氏が就任する。
同協議会は、IoT推進コンソーシアムと連携を行う予定で、IoT推進コンソーシアムが定めたガイドラインにしたがって、実装方法を検討するという。