博報堂DYメディアパートナーズとHandy Marketingは3月31日、共同で、広告主のマーケティングサイクルを高度化するソリューション「Handy Market Analyzer(ハンディマーケットアナライザ)」の提供を開始した。

「Handy Market Analyzer」は、市場全体や企業サイト内の戦略ターゲットの含有状況を定常的にトレースする「KPI Tracer(ケーピーアイトレーサ)」と、マーケットの潮流やブランドのポジションを可視化する「Market Trend(マーケットトレンド)」の2つの機能を持つソリューション。

これによりより広告主は、Yahoo! JAPANが提供するディスプレイ広告のサービスにおいて、広告効果の向上を図れるようになる。

両社によるとこれまで、マーケットの把握やマーケティング効果の測定には、定点かつサンプルベースのリサーチや販売データから推定するのが一般的であり、高速かつ高精緻なマーケティングサイクルが実現しづらいという課題があったという。

これらの課題に対し、博報堂DYグループが独自に開発する「生活者データ・マネジメントプラットフォーム」と、Yahoo! JAPANが保有する検索やショッピング、広告などさまざまなカテゴリーの分析データを活用することにより、市場や企業サイトにおける戦略ターゲットの含有状況、マーケットの潮流やブランドのポジションをスピーディーかつ定常的に把握することが可能になった。

さらに、同ソリューションをQueridaのソリューション群と組み合わせることで、マーケットやブランドポジションの変化、マーケティング効果をスピーディーに施策に反映させるなど、広告主の高速かつ高精緻なマーケティングサイクルを実現する。

なお、同ソリューションの提供にあたり、Yahoo! JAPANの提供するDMP「Yahoo! DMP」と、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの提供するDMP「AudienceOne」との連携の仕組みを活用する。