デアゴスティーニのヒットシリーズ「週刊 ロビ」第2弾である「週刊 ロビ2」が、6月6日より創刊される。それに先駆けて今週末(4月1日まで)、六本木ヒルズ内「ヒルズ カフェ」にて展示会「ロビエキスポ」が開催されている。本稿では、開催に先駆けて行われた記者発表会の様子をお届けする。
「ロビ2」は、2013年に刊行されたパートワーク(付録雑誌形式)「週刊ロビ」の続編。全世界で15万台を販売したヒットシリーズのアップグレード版を、再びパートワークで発売する。
前回は70週で完成したが、機能強化および相棒ロボット「Q-bo(キューボ)」の登場などにより、「ロビ2」では80週とややボリュームアップ。ルックスは初代とロビ2で大きな差はないが、顔認識で個人の顔・名前を記憶、笑顔認識機能を活用した記念撮影、キューボとロビ2による「英会話レッスンコンテンツ」と「オリジナルボードゲーム」といった新要素を設けている。また、カラーリングが初代ロビとは異なり、胸元や耳に配されたキーカラーは赤から水色に変更された。
また、メルマガによるコンテンツ追加も行うということだが、ロビ2自体にWi-Fiの受信機能はなく、QRコードの読み取りで対応する。これは、子供向けコミュニケーショントイのネット通信により、子供の会話のログが悪用される恐れがあるため。高橋氏によれば、米国ではすでに子供用玩具のログは取るべきでない、という風潮が出てきているという。Wi-Fi通信がないことのメリットとしては、もうひとつ、月額の通信料金がかからないこともあるだろう。
木佐アナウンサーからの「人工知能は搭載していないのですか?」という質問に対し、高橋氏は「人工知能」というキーワードが濫用されているとコメント。現状の人工知能は顔認識や言語認識などには使えるが「人間の振るまいをまねる」域には達していないことを語り、「自戒を込めて」、バズワードを使いすぎることは危険だと訴えた。
「週刊 ロビ2」第2巻には専用のドライバーが付属。他の工具を用意する必要なく組み立てられるよう、パーツ設計などはアップデートしている。音声認識やモーターなど、ロボットの「中身」を解説する教本も付属することから、高橋氏は「前回同様、親子で学んでもらえれば」と語った。