凸版印刷は3月31日、観光ガイドアプリ「旅道-TABIDO-」と連携する音声翻訳アプリ「TabiTra(たびとら)」の提供を4月1日から開始すると発表した。
TabiTraは、外国人とのコミュニケーションを支援する音声翻訳アプリで、スマートフォンに音声やテキストを入力すると、英語と日本語など指定した外国語に自動で翻訳し、音声やテキストが出力される。旅道-TABIDO-と連携し、二つのアプリをスムーズに切り替えて利用できるという。
翻訳可能な言語(日本語外国語間の翻訳。外国語同士の翻訳は不可)は、音声翻訳が4カ国語で日本語、英語、中国語(普通話)、韓国語、テキスト翻訳が21カ国語で日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語、台湾華語(繁体字)、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、オランダ語、スペイン語、タイ語、デンマーク語、ドイツ語、ヒンディ語、フィリピン語、フランス語、ベトナム語、ポルトガル語、ポルトガル語(ブラジル)、マレー語、ロシア語となる。
今後、展開GPS(全地球測位システム)を利用し、その場所に最適な固有名詞をアプリに反映させ翻訳する機能や、インバウンドに関わる用語を随時追加することでサービスを拡充し、地方自治体や博物館などさまざまな業界や市場のニーズに対応していく方針だ。
なお、価格は個人利用については無料となる。商用利用の場合、有料で翻訳の対象に観光名所、商品名、サービス名、施設名などの固有名詞を翻訳サーバーへ登録でき、初期費用が130万円~、利用料年額が80万円~(初期費用には、100語分の用語翻訳料および登録料を含み、追加用語登録費として1語につき翻訳料1500円、用語登録1回につき登録料12万円が別途必要)。