マネーツリーは3月29日、横浜銀行が「横浜銀行残高照会アプリ」で、同社の金融インフラプラットフォーム「MT LINK」を採用したと発表した。
横浜銀行残高照会アプリは、横浜銀行のキャッシュカードを利用して、24時間「残高照会」「入出金明細照会」が行えるスマートフォンアプリ。入出金明細照会の自動取得機能をONに設定しておくと、入出金明細の更新のお知らせ通知の利用ができる。
MT LINKは、国内約2600社以上の銀行口座(個人、法人)、クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、証券の金融データを1本のAPIにまとめ、既存のシステムとシームレスに接続する金融インフラサービス。現在、弥生、TKCなどの大手会計会社、みずほ銀行、三井住友銀行のメガバンク、セールスフォース・ドットコム、オラクル、カシオなど合計21社以上に提供している。
今回の採用により、横浜銀行の銀行アプリにマネーツリーの個人資産管理サービス「一生通帳 by Moneytree」が追加される。預金口座の情報が銀行APIを用いて提供されることで、ユーザーは預金口座の情報を容易に閲覧できるようになるほか、横浜銀行以外にも取引金融機関を持つユーザーは、横浜銀行以外の金融機関の情報についても、アプリ上で一元管理できるようになる。
MT LINKを導入することで、従来の勘定系システムの資産を生かしつつ、開発費用と期間を縮小できるメリットがある。金融業界では、みずほ銀行、三井住友銀行のメガバンクでの採用に続き、池田泉州銀行、今回の横浜銀行がサービスを開始している。