パナソニック エコソリューションズ社は3月27日、3月6日に発表した宅配ボックス「COMBO(コンボ)」シリーズ新製品の発売を延期すると発表した。

延期の理由は、昨今の宅配ボックス市場の急激な需要増加に伴い、既発売品の受注量が通常月の5倍以上と想定以上となり、製品供給体制が追いつかないからとしている。

インターネット通販の流行とともに、宅配業界では取り扱い荷物量が急増している上、人手不足も手伝って疲弊している状況が伝えられている。こうした状況を受け、宅配業界では配送ルールの見直しに取り組んでいる。

同社は3月6日、宅配ボックス「COMBO」シリーズとして、集合住宅用宅配ボックス(アパート用)「COMBO-Maison」、戸建住宅用宅配ポスト(住宅壁埋め込み専用)「COMBO-int」、戸建住宅用宅配ポスト「COMBO-F」を追加することを発表。いずれも電気を使わない押印機能を搭載している。

左から、「COMBO-Maison」「COMBO-int」「COMBO-F」

当初は4月3日に発売予定としていたが、6月1日に受注開始に変更となった。

既発売の宅配ボックス「COMBO」4種類(ミドル、コンパクト、スリム、ハーフ)は販売を継続する。