楽天リサーチは3月28日、「決済に関する調査」を実施しその結果を公表した。
同調査は、2017年3月8日、9日の2日間にわたり、楽天リサーチに登録するモニター約230万人の中から、全国の20代~60代の男女1000人を対象に実施したものとなる。
決済手段としてクレジットカードは約8割、電子マネーは約5割が利用
同調査ではまず、日常の買い物・飲食店または旅行先などで利用する決済手段について質問。これによると、「現金」が96.5%となり、次いで「クレジットカード(85.6%)」という結果となった。
「クレジットカード」において年代別に見ると、50代(93.3%)の利用率が最も高く、最も低い20代(76.8%)に16.5ポイントの差をつけた。また、電子マネーの利用は全体の約半数(48.3%)となり、性別でみると男性(51.2%)のほうが女性(45.4%)よりも多く利用していることが分かった。
電子マネーは「楽天Edy」「WAON」の利用者が各4割以上
続いて、電子マネーを決済方法として利用していると回答した人を対象に、普段使用している電子マネーの種類について聞いたところ、「楽天Edy」が44.9%、「WAON」が41.4%、「nanaco」が38.5%、「Suica」が34.2%という結果になった。
男女間で差が出たのは「楽天Edy」で、男性の利用者が女性よりも20.8ポイント差で多く、また「WAON」においては女性が男性よりも利用率で10ポイント高くなった。また、「Suica」や「PASMO」など交通系電子マネーの利用者を合わせると、全体の58.0%にのぼり、交通系電子マネーは広く浸透していることがうかがえる。
貯めているポイント・マイルは平均5.3種類、3種類以上は約8割に
次に、ポイントやマイルを何種類貯めているか聞いたところ、「3種類」が21.5%と最も高く、続いて「5種類(15.8%)」「2種類(13.6%)」という順となり、3種類以上という回答は80.1%との結果に。平均では全体で5.3種類、性別では女性の方が多く6.2種類(男性4.4種類)となった。
また、保有しているポイントやマイルを1つにまとめて利用したいかに関して、約7割が「はい」と回答。若年層において特にその意識が高くなっており、20代が81.7%で最も高く、その後年代が高くなるにつれて数値は低くなり、60代では60.2%と、20代と60代で21.5ポイントの差が出た。
ポイントやマイルを貯める手段は「クレジットカード」が1位
ポイント・マイルのため方については、「(ポイントやマイルが貯まる)クレジットカード(84.2%)」が大多数となり、次いで「ポイントやマイルが貯まるカード(非クレジットカード)(55.2%)」「スタンプカード(43.0%)」という順となった。
男女間では、「スタンプカード」では30.5ポイント、「ポイントやマイルが貯まるカード(非クレジットカード)」では13.5ポイントの差があり、いずれも女性のほうがカードを保有する割合が高かった。