WACULは3月27日、Webサイト分析の人工知能「AIアナリスト」をリニューアルしたと発表した。
AIアナリストは、Google Analyticsのアクセス解析データと連携することで、大量データを分析して、サイト内の課題を自動的に発見し、課題のパターンごとに改善方針を自動提案する製品。長く使うほどに機械学習によって提案力が強化される。
新版では、サービスロゴを含めたデザインを一新し、さらに登録サイト数の増加により新たに実現が可能となった分析機能を多数追加した。人間が行うと1回の分析完了に約40時間かかる分析内容を人工知能が自動化していたが、今回の分析手法の強化で約500時間分の広範囲に渡る分析手法を搭載した。
また、サイトの特性に合わせたユーザ別の分析を追加。従来では、サイトを分析する際に、サイトの特性に合わせたユーザ別での分析が重要となっていた。例えば、リピーターの多いECサイトは、「新規/リピーター」のユーザ別で分析することで、リピーターからの売上増加につながる課題を発見できる。しかし、見たいユーザ別にさまざまな分析手法を組み合わせると、何万通りものパターンがあり、すべてを分析するには、スキルと集計時間が必要になる。
今回、サイトの特性に合わせたユーザを指定するだけで、人工知能が上記の分析手法に沿って、発見した重要な課題を指摘する機能を追加した。ワンクリックで見たいユーザの分析結果に切り替えられるため、分析の工数はほとんど必要ない。ユーザ別の分析を継続できるため、サイト全体の分析だけでは気づきにくい課題もすぐに検知できる。
提供価格(税別)は、月額4万円から。一部機能のみ仕様できる無料プランも用意している。