住友電気工業(住友電工)は3月22日、光ファイバの伝送損失を下げることを目的に、ガラスおよび樹脂被覆の技術を向上させたことで、世界記録となる低い伝送損失0.1419dB/m(波長1560nm)を実現したと発表した。
光ファイバの伝送損失を下げることは、光通信質エムの性能改善にもつながることから、同社は1988年に極低損失ファイバを実用して以降、伝送損失の低減を継続して行ってきた。今回の成果は、2013年に同社が記憶した伝送損失を下回る値を実現したものであり、同社では、今後も技術開発を継続して進めていくことで、優れた製品を提供し、大洋間海底光ケーブル網などの長距離光通信システムの性能改善などに努めていくとコメントしている。