ネットワンシステムズは、電気通信大学が設立している「人工知能先端研究センター」(Artifical Intelligence eXploration Research/AIX)にサポーター企業として参画し、ワークスタイル変革や生産性の向上など人と共生できる"汎用人工知能の実現"を目指す。

「AIX」は、基本理念に"AI for X 人工知能を探求し連鎖させ爆発的に社会を発展させる"を掲げている。人工知能学会30周年、人工知能という学術研究分野が発足したダートマス会議から60周年となる2016年に国立大学初の人工知能拠点として設立。公式Webサイトには共通基盤となる汎用的人工知能を中心に、「科学のためのAI (AI for Science)」「デザインのためのAI (AI for Design)」「サービスのためのAI (AI for Service)」の3つの主軸を研究マップとしていることを示している。

AIXの研究マップ(AIX公式Webサイトより)

ネットワンシステムズの特設サイト

ネットワンシステムズは、ICTを利活用したワークスタイル変革を自社で実践しており、テレワークやダイバシティなどへの取り組みでの表彰実績も多く特設サイトには、プロセス(制度)、ファシリティ(空間)、テクノロジー(道具)とワークスタイルの変革による成果やポイントがわかりやすく、詳細に掲載されている。

同社は、サポーター企業としてAIXに参画し、まずはワークスタイルの変革をテーマに、行動分析・画像分析を通じて生産性の向上に繋げる共同基礎研究を行うことを発表している。同社は自社で実践してきたワークスタイル変革のノウハウを顧客の課題解決のための提案として活用しており、行動分析や画像分析から得られるワークスタイル変革や生産性における課題解決が期待される。

また、IIoT(Industrial Internet of Thing)分野における工場機器、ロボット故障予兆検知、セキュリティ分野などのテーマも加え、人工知能活用ソリューションや基礎研究を産学連携で進めていく構えだ。