三井情報(MKI)は、英Black Swan社と覚書を交わし国内独占プレマーケティング権を取得、同社の提供するビッグデータ分析サービスに関してプレマーケティングを開始したと発表した。

Black Swan社は、SNSや天気、ニュースなどの外部データと、企業が保有する販売や在庫実績、会員情報などの内部データを分析できる独自開発の基盤を活用したビッグデータ分析サービスを提供する。

Black Swan社 ビッグデータ分析サービスの概要

今回の覚書により、MKIは国内において独占的にプレマーケティングを行い、Black Swan社はそれに対するトレーニングや環境構築のサポートを行う。

プレマーケティングでは、動作検証、ターゲットの選定、販売価格の検討のほか、実際の販売も行う。

MKIは既に大手企業数社と実証実験を行っており、その結果を踏まえ今後の国内市場に最適なデータ分析サービスを提供し、経営課題の解決を支援する。そして、MKIでは今後、Black Swan社のソリューションとMKI独自で培った分析ノウハウを融合し、国内市場に向けた新たなデータ分析サービスの展開を目指すという。

なお、MKIの親会社である三井物産は2016年3月にBlack Swan社に出資を行い、日本を含むアジア市場への参入を支援しているという。