グンゼは3月15日、脳硬膜欠損部に生体組織接着剤を併用して補綴する無縫合タイプの合成人工硬膜「デュラウェーブ」を2017年4月から国内に向けて販売を開始すると発表した。
無縫合タイプの合成人工硬膜は、無縫合で脳硬膜を閉鎖するため、医師の操作性を向上させ、手術時間の短縮を可能とすることから、患者への負担軽減にもつながる製品で、海外ではすでに主流になっているという。
同製品は、ポリグリコール酸で構成された滅菌済みの脳硬膜補綴材で、生体内で徐々に加水分解され、最終的には再生された硬膜様組織に置換されるという仕組みで、特殊加工により若干の伸縮性を付与したソフトな不織布となっている。
なお、同製品はグンゼが製造を担当し、販売はメディカルユーアンドエイが担当するという。