アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は3月15日、同社が無償提供している基板設計CAD用ライブラリデータベース「PCB Part Library」の対応フォーマットに、新たにKiCadを追加したことを明らかにした。
PCB Part Libraryは、同社が無償提供している「DesignSpark PCB」をはじめ、Autodesk Eagle、OrCAD、Altium、Mentor、PADSなど他社製のプリント基板設計CADでも使用できる特徴がある。今回、日本でも広く利用されているKiCadのフォーマットに対応することで、プリント基板設計のすそ野を拡大できるようになるほか、電子設計の一般への普及拡大にもつながることが期待されると同社では説明している。
なお、PCB Part Libraryでは、未登録部品の作成を依頼することができ、1~2営業日程度で利用できるようになるという特徴もあるため、ユーザーはCADライブラリ作成にかかっていた時間の削減が可能となり、基板設計の作業効率化を図ることができるようになるという。