バーチャレクス・コンサルティングは3月15日、コールセンター向けCRMソフト「inspirX 5(インスピーリ ファイブ)」の最新版「5.2」を今春リリースすると発表した。

「inspirX 5」は、同社のコールセンター運営の経験から開発した、顧客対応業務支援ソフトウェア。コールセンター内外の「顧客にまつわる」情報共有を強化し、エンドユーザー個々との関係を深化・発展し、企業のCRM(Customer Relationship Management 顧客関係管理)戦略の実現に貢献する。

「アクションメッセージ」機能と対応画面イメージ

最新版では、「アクションメッセージ」機能を追加。個々の顧客に対して次のアプローチをオペレータに通知し、顧客との接点機会を有効に取り扱うことで、対応業務の効率化や顧客体験の向上、売上拡大などに役立てる。

個々の顧客にアプローチすべき内容の指定は、ファイルによる一括登録が基本だが、DMP(データマネジメントプラットフォーム)やMA(マーケティングオートメーション)が保持する対象顧客の関心事や購買行動の情報から、条件やAI(人工知能)によって抽出した外部データの使用も可能。すでに提供中の「アテンション機能」と組み合わせ、幅広い顧客対応を実現することが可能になる。

また、LINEが提供する、法人向けカスタマーサポートサービス「LINE Customer Connect(ラインカスタマーコネクト)」との連携により、LINEを顧客チャネルの1つとして取り扱うことが可能になる。さらに、モビルスが提供する「モビエージェント」と連携し、SNSやチャットにも対応した。多様化する顧客チャネルに対して、顧客履歴を統合的に管理するための連携強化を実施している。