Cypress Semiconductorは3月14日(独時間)、802.11acに対応したWi-FiおよびBluetooth、Bluetooth Low Energy(BLE)を組み合わせた無線接続を実現するWICED StudioターンキーIoT開発プラットフォームで活用が可能なマイコンおよびワイヤレスソリューションを発表した。

802.11acマイクロコントローラ「CYW54907」は、320MHz動作のARM Cortex-R4アプリケーションプロセッサと802.11acサブシステムを統合したもので、IoTゲートウェイブリッジングや、同期ストリーミングオーディオソリューションを提供する。

一方のマルチラジオ・ワイヤレス・ソリューション「CYW43455」は、802.11acとBluetooth 4.2/BLEを搭載しており、20/40/80MHzチャネルのデュアルバンド2.4/5GHz無線を搭載し、最大433Mbpsの通信速度を提供するため、同社では、防犯カメラなど、高速Wi-Fiとモーション検知用の低消費電力BLE接続を組み合わせて搭載することが求められるスマートホーム製品に最適だと説明している。

なお、CYW43455およびCYW54907ともにサンプル出荷を開始しており、量産は2017年5月初旬に開始する予定だとしている。