Microsoftは2017年3月14日(現地時間)、日本を含む181カ国でチャットベースの作業空間を実現する「Microsoft Teams」をローンチしたことを公式ブログで明らかにした。Office 365 Business Premium/Business Essentials、もしくはOffice 365 Enterprise E1/E3/E5プランを選択しているユーザーは無償で使用できる。Microsoft Teamsは2016年11月に同数カ国および日本語を含む18言語に対応したプレビュー版をリリースしており、同社調査によればMicrosoft Teamsの使用率は月に30%拡大し、交わされるメッセージ数も2カ月で2倍に増加。プレビュー版から今回のローンチまでに100以上の新機能を実装した。

「Microsoft Teams」のメイン画面。「チーム」と呼ばれるカテゴリーとサブカテゴリーとなる「チャネル」単位で関係者同士のコミュニケーションを実現する(公式ブログより抜粋)

Microsoft Teamsはチャットベースで、社内のさまざまな構成部分に応じたコミュニケーションを行うツール。PCやモバイルデバイスを利用したテキストや音声を通じたコミュニケーションに留まらず、WordやExcelといったOffice 365アプリケーションや、「コネクタ」を通じたサードパーティー製アプリケーションとの連携も可能。これらの機能を通じて、営業の進捗状況やプロジェクト管理、マーケティングなど各種役割での利用を期待できる。

Skypeビデオチャットと連携し、気軽にビデオ会議も実行できる(公式ブログより抜粋)

クライアントはWebブラウザーおよびデスクトップアプリの他に、iOS/Android版を用意した。また、Windows 10 Mobile版のリリースも予定している。Microsoftは今回のローンチを記念したライブイベントも開催していた。

iOS版Microsoft Teamsクライアント(公式ブログより抜粋)

ローンチイベントの様子

阿久津良和(Cactus)