東日本電信電話(NTT東日本)は3月13日、ネットワークカメラの映像をクラウド上に保存し、遠隔からの閲覧や、リアルタイムモニタリングができるクラウド型カメラモニタリング・録画サービス「ギガらくカメラ」の新プランおよび、新機能を発表した。3月21日より提供を開始する。

同社では、「ギガらくカメラ」を2016年4月より提供しており、防犯・セキュリティ対策や遠隔からの現場確認、店舗マーケティング活用として、多くの中堅・中小企業が導入しているという。今回、中堅・中小企業向け向けに、新プラン「常時録画1秒3コマプラン」と「イベント検知録画プラン」を提供開始する。

また、新機能として、管理者が発行する「端末認証キー」が登録されている端末のみアクセスできる「端末認証機能」、端末からギガらくカメラへのアクセスを防ぐ「遠隔アクセスロック機能」を追加した。

今回追加する、常時録画プラン「1秒3コマプラン」は、従来のプランに比べ、さらに滑らかなコマ数でクラウドへ録画保存ができるプラン。そのため、店舗における「レジ周りの監視」や「盗難・万引き監視」、夜間などの「不審者監視」などの防犯対策としてネットワークカメラを利用する顧客に向けたサービスとなる。

「イベント検知録画プラン」は、カメラで動体を検知した時や、音声を検知した時のみ録画するプラン。常時録画が不要で、「人が出入りしたときだけで録画したい」「日中は従業員がいるので夜だけ録画しておきたい」といった需要に応えている。また、イベントを検知した時のみ録画するので常時録画プランよりも低価格で利用できる。

また、新機能として、従来のID・パスワードによる認証に加え、管理者が発行する「端末認証キー」が登録されている端末のみアクセスできる「端末認証機能」機能を追加した。万が一、ID・パスワードが流出した場合でも、認証されていない端末からは同サービスへアクセスができないため、カメラ画像などの情報が外部へ漏洩しない利点がある。特定の端末以外からは閲覧させたくない時や、店舗や飲食店などにおいて、退職した従業員が、ID・パスワードを使って店内の映像を見るリスクを回避したいなど、セキュリティに配慮している。

「遠隔アクセスロック機能」は、顧客の端末から同サービスへのアクセスをロックする機能。万が一、端末認証されているPCやスマートフォンなどを紛失した場合でも、その端末からの同サービスへのアクセスを、顧客自身で遠隔ロックし、録画情報流出のリスクを軽減することができる。同機能については、外出先からスマートフォンなどを使ってカメラ映像を見たい場合など、認証済み端末を紛失リスクがある顧客に適した機能だ。

提供価格(税別)は、常時録画プラン(1秒3コマ/3日間保存)が3980円から、イベント検知録画プラン(1秒3コマ/31時間分保存)が1980円から。