ブレインハーツは3月13日、Salesforceで使える次世代クラウド販売管理サービス「ウランバ!!」に、「労務費自動原価集計」機能を新たに追加したと発表した。

ウランバ!!は、Salesforce Sales CloudやService Cloudの、Lightning Professional、Lightning Enterprise、Lightning Unlimitedで動作するクラウド販売管理サービス。

同製品では、商品原価を原価管理商品に登録しておくことで、見積作成時、商談情報に商品原価を自動で紐付け、原価、粗利管理を行える機能を持っている。また、在庫の引き当てを行うと、仕入価格が原価として商談情報に自動で紐付けられる機能もあり、これにより在庫の原価管理も自動で行える。

これら同製品の原価管理機能に、今回新たに労務費を自動計上する機能を追加した。これによりプロジェクトにおける労務費の「予定原価」「実績原価」を自動集計し、それらをSalesforce上の商談の原価情報として自動で紐付けることが可能となった。

この労務費自動原価集計機能は、ヌーラボが提供するクラウド型プロジェクト管理ツール「Backlog」と連携し、Salesforce上の商談とBacklogのプロジェクトを連携するとともに、Backlogの「予定時間」「実績時間」を自動で原価に換算集計し、商談に自動で取り込む仕組みになっている。

労務費自動原価集計機能の提供により、これからかかる予定の費用である「予定原価」と、実際にかかった費用である「実績原価」をBacklogのプロジェクト情報をもとに「ウランバ!!」でリアルタイムに確認でき、その結果、商談段階で予定原価が分かるので、商談の早い段階で粗利率が把握可能となり、利益率を「見える化」した商談が実現する。

同社では、今後も「ウランバ!!」の機能を順次拡張していくほか、ヌーラボのBacklogのようにパートナー企業が提供するツールとの連携も図り、さらに利便性の高い機能を迅速に市場提供できるようしていく。

提供価格(税別)は、1組織あたり初期費用が30万円、月額契約料が2万5000円から。労務費自動原価集計機能を利用する場合は、月額契約料が5000円。また、Salesforceや、Backlogの利用費用は別途必要となる。