TIOBE Softwareから、2017年3月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2017年3月におけるインデックスは次のとおり。
順位 | プログラミング言語 | インデックス値 | 推移 |
---|---|---|---|
1 | Java | 16.384% | ↓ |
2 | C | 7.742% | ↓ |
3 | C++ | 5.184% | ↓ |
4 | C# | 4.409% | ↑ |
5 | Python | 3.919% | ↓ |
6 | Visual Basic .NET | 3.174% | ↑ |
7 | PHP | 3.009% | ↑ |
8 | JavaScript | 2.667% | ↑ |
9 | Delphi/Object Pascal | 2.544% | ↑ |
10 | Swift | 2.268% | ↑ |
11 | Perl | 2.261% | ↑ |
12 | Ruby | 2.254% | ↑ |
13 | Assembly language | 2.232% | ↑ |
14 | R | 2.016% | ↑ |
15 | Visual Basic | 2.008% | ↑ |
16 | Objective-C | 1.997% | ↑ |
17 | Go | 1.982% | ↑ |
18 | MATLAB | 1.854% | ↑ |
19 | PL/SQL | 1.672% | ↑ |
20 | Scratch | 1.472% | ↑ |
2017年3月はSwiftがトップ10入りを果たしたことが注目されている。SwiftはAppleがそれまでモバイルアプリの開発に使ってきたObjective-Cを置き換える目的で開発されたプログラミング言語で、高い開発効率が期待できるとして注目度の高いプログラミング言語として3年前に登場した。
しかしSwiftは、当初の勢いほどはシェアの増加が続かなかった。その理由として、すでにObjective-Cで開発されていたアプリがSwiftに移行することはあまり行われず、新規アプリに対して主に適用されたことなどが挙げられている。また、Swiftの利用は主にAppleのエコシステムの中で行われていることから、今後さらなる大幅なシェア向上は見込めないのではないかとも指摘されている。