パナソニック エコソリューションズは3月10日、ミラーと映像を組み合わせ、トレーニング・計測・個人別データ管理が1台でできる、リハビリナビゲーションシステムの新版「デジタルミラー Ver.5」を出荷開始したと発表した。

デジタルミラーは2012年7月の発売以来、全国の介護施設やリハビリテーション病院、パナソニック エイジフリーが運営するショートステイ付き在宅介護拠点「パナソニック エイジフリーケアセンター」などに、累計190台以上を出荷してきた。

デジタルミラーは、画面に映るお手本映像とミラーに映った自分の姿勢や動きを確認しながら、ストレッチやバランス訓練ができる。自分の姿勢をミラー/カメラ映像で確認することにより、より正確なトレーニングが可能になる。また、上肢運動の「シャボン玉割り」や、足踏み運動をしながらクイズに答える「犬の散歩」、重心移動で金魚をすくう「バランス金魚すくい」など、ゲーム感覚のプログラムが人気だという。

今回のバージョンアップでは、サイネージ機能を追加。デジタルミラーを使用していない時は、本体ディスプレイに画像を写し出したり、動画を再生することができる。あらかじめ登録した画像や動画のほか、オリジナルの画像や動画を本体に保存することも可能。また、動画撮影機能も拡充。オプションカメラで撮影された動画の一時停止画像を保存して、関節の角度や腕の可動域などの角度を測定することができる。

同社は今後も、デジタルミラーをはじめとした商品やサービスを提供することで、高齢者とその家族に「ゆとりある笑顔の暮らし」の実現を通して、社会貢献していくとしている。