NECと仙台白百合女子大学は、宮城県富谷市の住民の健康増進に向けて、AI(人工知能)技術を活用して脳血管疾患の発症・重症化リスクを予測する共同研究を開始したと発表した。
同研究は、NECのAI技術群「NEC the WISE」の1つである「異種混合学習技術」と仙台白百合女子大学 鈴木寿則 准教授の公衆衛生学的知見を組み合わせ、匿名化したレセプト(診療報酬明細書)や特定健康診査のデータから、脳血管疾患の発症・重症化リスクを予測しようというもので、今回、富谷市の協力のもと、同市の過去2年間分のレセプトや特定健康診査のデータを活用した取り組みを開始したという、
なお2者は、今回の成果について、地域の健康課題を踏まえた宮城県富谷市の保健事業における政策立案への活用や、脳血管疾患の発症・重症化リスクが高い住民に対する効果的・効率的な特定保健指導への活用を目指すと説明している。