東芝情報システムは3月8日、機密情報の漏えい対策ソリューション「Secure Protection」において、MicrosoftのOffice 365と連携する「Azure RMS サポートオプション」を2017年4月より販売開始すると発表した。
「Secure Protection」は、PC内に保存されている重要・機密情報ファイルを定期的に探索し、発見した重要・機密情報ファイルを自動で暗号化する情報漏えい対策ソリューション。また、標的型攻撃や人為的ミスによる情報漏えいに対しても有効だという。
昨今、多くの企業で導入が進んでいるOffice 365の環境では、重要・機密情報ファイルの暗号化において、暗号指定の漏れや操作ミスにより、非暗号状態で保持されるリスクが懸念されている。
今回、Secure ProtectionにOffice 365環境で提供される「Azure RMS」を用いて暗号化を行うオプションを追加し、提供開始する。Office 365導入ユーザーは、新たに暗号化環境を用意することなく、Secure Protectionによる情報漏えい対策を導入が可能。Secure Protection で探索した電子ファイルは、Microsoft Azure RMSで暗号化され、Secure Protectionの「自動で探す」「自動で守る」「管理して追跡する」「あとから消す」の機能により、Office 365環境においても情報漏えい対策の強化が実現できる。
今回販売する、Azure RMS サポートオプションは、スタンダードエディション(PC1台あたり年間6500円)に年間1200円(PC1台あたり) の追加で利用できる。今後同社は、情報セキュリティ対策事業において、年間10億円の売上を目標に拡販していくという。