博報堂は3月8日、海外セレブリティとコンテンツを共創する独自のソリューション「ソーシャライト マーケティング」の提供を開始したと発表した。
ソーシャライトは上流階級の慈善活動者を意味し、著名なハリウッド俳優だけではなく、宇宙飛行士、探検家、文化人、シリコンバレーの企業創業者などをはじめ、米国経済をけん引するトップ財界人、米国トップブランドを担当するグローバルPR会社やデジタルプロデューサー、ファッショニスタやスーパーモデル、アスリートなど幅広い分野での活躍者を指すという。
同社によると、近年、SNSの普及により著名人と生活者の直接的なコミュニケーションが一般化しており、中でも、海外セレブリティの影響力は高く、彼らの活動や発信は、多くの生活者の注目を集めているという。
今回提供する「ソーシャライトマーケティング」は、世界的に影響力が大きい海外セレブリティの嗜好と日本企業のニーズをマッチングすることで、共創コンテンツを生み出すというもの。
海外セレブリティと共同で企画立案し、商品開発などさまざまな手法でコンテンツを制作するほか、情報発信も行っていく。また、コンテンツ自体にニュース性を持たせることで、質の高いコミュニケーションが可能となる。
なお、今回の取り組みにあたり同社は、海外セレブリティの嗜好をリサーチし、データベース運用を行っていく予定。アメリカ・ロサンゼルスを拠点とする博報堂DYグループ「STORIES」をはじめ、ニューヨークやハリウッド、ロンドンなどの有力関係者を通じて情報交換をし、常時更新・蓄積していく。
コンテンツ制作は、海外セレブリティが携わる財団やスカラーシップ、制作会社などの人材やノウハウを活用していく予定だ。
同ソリューションは、日本国内に加え、インバウンド・アウトバウンドに関わる企業向けの提供も行っていく考え。海外セレブリティの起用においては、従来の広告契約に加え、多様な契約スタイルを提案する。