東日本電信電話と狭山ケーブルテレビ(NTT東日本)は、両社の協業によるサービス「さやまケーブルテレビ&フレッツ光」の提供を、3月25日より開始すると発表した。

「さやまケーブルテレビ&フレッツ光」は、狭山ケーブルテレビが提供する放送サービスを、NTT東日本が提供する「フレッツ光」や光コラボレーション事業者が提供する「コラボ光」上で「フレッツ・テレビ伝送サービス」に重畳して提供する視聴サービス。

それぞれの役割として、NTT 東日本は、光アクセスサービスの提供、「フレッツ・テレビ伝送サービス」の提供、光化に向けた技術支援などを行う。狭山ケーブルテレビは、「フレッツ光」または「コラボ光」を活用した放送サービスの提供、ケーブルテレビ提供エリア全域光化に向けた周知・販売を担当する。

同サービスの提供に際し、狭山ケーブルテレビの全顧客のアクセスサービスを光回線へ移行することで、埼玉県狭山市のフレッツ光提供エリアの約6万5000世帯において、1本の光回線で、放送サービス、高速インターネットサービス、電話サービスなどを利用できるようになる。

また、狭山ケーブルテレビは、これらを利用した放送サービスを行うことで、今後普及が期待される4Kなどのより高度な放送や拡大する通信需要への対応を進めていき、地域顧客へより魅力的なコンテンツを提供するという。

利用には、「フレッツ・テレビ伝送サービス」および同サービスに対応した光アクセスサービスの契約が必要。

今後両社は、狭山ケーブルテレビの特徴である地域密着型のサービスやサポート体制などと、NTT東日本の光アクセスサービスやネットワークサービスなどを組み合わせた連携サービスを検討している。