社内での様々な業務に関する手続きやフローがわからない。社内ポータルといってもどこを見れば良いのか。検索すると膨大な断片が結果として表示されるだけで途方に暮れる。そんな経験はないだろうか。情報技術開発は7日、IBM Bluemixのコグニティブ技術を活用したサービス「手続き Navi イメージ」の提供を開始した。

異動や配属、結婚に出産や扶養などの手続きはもちろん、PCやソフトウェア導入や社内システムの操作方法。日々の企業内における手続きやそれにまつわる問い合わせは、当然に規模が大きくなれば膨大になっていく。従業員1,000名の企業では、社員一人ひとりが月に1回20分の問い合わせを行うと仮定した場合、時給2,500円で年間4,000時間。コストにして1,000万円を費やすことになると指摘している。

「手続きNavi」イメージ(同社資料より)

IT資産管理やセキュリティ、人事医療や生産管理、組込みシステムなど広くソリューションで企業の課題を解決する同社は7日、企業内での業務手続きへの問い合わせに自動回答するシステム「手続きNavi」のサービス提供開始を発表した。

迅速なアプリケーション開発支援が可能なクラウド環境IBM Bluemix上のコグニティブ環境に情報技術開発が蓄積した社内手続きに関するノウハウが学習済みの状態からスタートできるため、学習期間の短縮化が図れる。また初期設定用のテンプレートが用意されており、技術的な知識無しにコグニティブ・コンピューティングを推し進められる。

なお、チャット機能で提供される「スタンダードプラン」(初期設定費用10万円/月額10万円から)と企業内ポータルに組み込める「ポータルプラン」(初期設定費用100万円から/月額10万円から)が用意され、7月末までのスタートキャンペーン期間中は初期設定費用が無料となる。