日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は3月7日、同社のオールインワン計測器「VirtualBench」の新モデルとしてオシロスコープと関数発生器の性能を従来品より高めた「VB-8054」を発表した。

VirtualBenchは、5種類の基本的な計測機能を1台にまとめた計測器で、新モデルとなるVB-8054は、500MHzのアナログ帯域幅を備える4チャンネルのミクスドシグナルオシロスコープを搭載。サンプリングレートは2GSpsで、プロトコル解析機能も内蔵している(デジタルチャンネル数は34)。また、最高で40MHzの正弦波を出力できる関数発生器も搭載しており、5MHzの方形波、ランプ波/三角波などの標準関数に加え、任意 波形発生にも対応可能だという。

なお、同製品はVirtualBenchの他のモデルと同様に、以下のような機能も備えている。

  • 入力範囲が300Vの5.5桁DMM、3チャンネルのプログラマブルDC電源(最大3Aに対応)、8本の汎用デジタルI/Oライン
  • 5種の計測機能のすべてを直感的に操作できる対話式ソフトウェア、データやスクリーンショットの即時保存
  • USB、Ethernet、Wi-FiによりWindows向けソフトウェアアプリケーションに接続可能、Wi-FiによりAppleのiPad向けソフトウェアアプリケーションに接続可能
  • グラフィカルシステム開発プラットフォーム「NI LabVIEW」やC言語によって測定を自動化するためのプログラミングインタフェースをサポート

「VirtualBench」の新モデル「VB-8054」