インヴェンティットは3月7日、MDM(Mobile Device Management)サービス「MobiConnect(モビコネクト)」の最新バージョンをリリースしたと発表した。

MobiConnectは、スマートフォンやタブレットに対して、遠隔地からのロック(利用禁止)、ワイプ(工場出荷時設定への初期化)、データ削除などを行うことができるサービス。それにより、スマートフォン紛失時における第三者の不正利用やデータ漏洩のリスクを軽減することができる。また、スマートフォンの端末設定やソフトウェアの配布を遠隔操作で行うことも可能なため、利用者の手を煩わせることなく効率的に端末設定および設定内容の変更を行うことができる。同サービスは、同社がクラウドサービス基盤で提供するSaaS/ASP型サービスであり、新たにシステム構築や保守をすることなく、基本的に初期費用と年額料金のみで利用可能だ。

同バージョン(Ver.25)では、Appleが提供する教育機関向け機能「Shared iPad」の画面設定に対応した。これにより、児童・生徒が共用で利用するShared iPadに対して、IT管理者がアプリ配置やフォルダ作成などの画面設定を遠隔から適用することが可能となる。そのほか、グローバルHTTPプロキシ設定対応などのWindows端末管理向け機能強化や、ユーザーエクスペリエンス向上のための改善など、企業や教育機関でのスマートデバイス管理の効率化に貢献する環境を提供する。

Shared iPadの画面設定イメージ

提供価格(税別)は、1台あたり年間1200円から(BYODプラン)。