凸版印刷は3月6日、デジタルサイネージ上で仮想試着が楽しめる店頭向けサービス「DressMirror(ドレスミラー)」の新サービスとして、顔認識機能を活用し、デジタルサイネージ上でその人に似合う衣服を提案する双方向コミュニケーション型のバーチャルフィッティングサービスを開発したことを発表した。流通業界や小売業界に向け、2017年4月初旬から販売を開始する。

従来のサービスでは、ユーザーがデジタルサイネージの前に立ち、さまざまな衣服を選んで仮想試着することができた。今回の開発により、顧客の顔をカメラで認識し性別や年齢を推測する機能を追加し、その人に似合う衣服を提案することが可能に。さらに、顔の輪郭や肌の色を推測する機能を順次追加していく予定で、より精度の高い衣服の提案を実現していく。

同サービスを導入することにより、アパレル企業は、これまでと異なる衣服の試着体験を顧客に提供することが可能となり、顧客との購買接点を増やすことができる。

また、複数の店舗が出店するショッピングモールなどに設置することで、これまで接点のなかった顧客に対し衣服を訴求できるため、新規顧客の獲得にも効果的となる。